2019年4月28日日曜日

今週の60 微量要素8をばら撒いてしまった +40タンク リン酸除去剤交換


スポット的にMg不足っぽく見えるところがあったので、微量要素8(アミノール化学研究所) = Mg主体をチョビっとそのあたりに撒こうとしたのだけど、けっこうばら撒いてしまった。
一摘みのつもりだったのだけど、手が濡れてて沢山粒がついてしまって、もうめんどくさいって水槽に入れちゃったのだけど、
入れてから若干後悔。
Mg過剰になっちゃうかな?K不足症状とか出てきちゃうかも...。
Mg入れ過ぎは過去に痛い目にあってるから、プロホースで吸い出そうかとも思ったけど、まーいいや様子を見てみようってことにしました。
これが水曜日のこと。

その後どうなったのかと言うと、
グロッソやニューラージパールグラスの新葉が明らかに増えた。特にグロッソは場所によってかなり枯れ葉が出やすくなっていたのだけど、そういうところにも今までより新葉が出てきているし、黄色くなりかけだった葉が緑になってきている。
ランナーも伸びやすくなってきている。
もともと元気そうに見えていたところでも、前よりずっとランナーが出やすくなってきた。これにはビックリ。ほとんどソイルが真新しい時並。
あとランナーと言えばピンナティフィダのランナーが異様に出まくっている。
ロタラの葉が、萎縮っていうほどじゃないけど、どうもおかしいってところが幾つかあったのだけど、それも微量要素8を撒いたあたりのは改善してきている。

悪い方に振れていないのは確かなので、全体的にMg不足だったのかも。...微量要素8って名前なくらいでMgだけじゃないから他の要素の問題だったのかもしれないけど。

微量要素8は液肥化して底床に優先して入れていたので、偏りが出やすかったのかも。
とても溶けやすい顆粒で、成分はすべて水溶性って書いてあるから、ちょっとくらい偏りがあっても全体的に効くって思っていたのだけど、明らかに粒が落ちた辺りの周辺の調子が上がっていて他の場所の調子がそれほど変わっていない。

ということで、今日は、まだ調子が良くなってきていない場所のあたりに、もうちょっとだけばら撒いておきました。
写真が若干煙っているのは、微量要素8を撒いたあとだから。その粉が舞っている。

微量要素8のばら撒きは、60タンクの前にも、メダカ箱でやっています。
エサ+イニシャルスティックのばら撒きでやってたのだけど、水草の調子が悪い...オークロのMg不足に特徴的な白化が出るので、微量要素8をばら撒いたら、みるみる調子が良くなってきた。
エビとかメダカに影響出るかな?
って見てたけど、何も問題なさそうに見えたので、
この経験のイメージもあったので、60タンクにばら撒いちゃっても回収しないで様子見ようってことにしたんですよね。

60タンクに話を戻しますが、pH上昇は止まって6.3あたりを維持しています。6.5くらいだったのだけど、微量要素8のばら撒きの影響なのか(?...以前にテストしたときは特段pHを下げるようなことは無かったのだけど)さらに下がってしまった。
窒素添加も継続中。生体・コケの状態には問題なし。

微量要素8の話に戻って、ずっと以前はかなりおっかなびっくり使ってたんですよね。これは園芸用だから。ボロン(ホウ素)とかも水槽用って考えれば多めに入っているし。エビとかに影響出そうな気がしてて。
でも、この程度の利用は殆ど影響なさそうですね。

ここまできたら、いろいろなアクアやってる人に使ってみてって積極的にレコメンドしても良いかもね。

あと、昨日夜中に覗いた時にまた稚エビを沢山見かけた。
相変わらず抱卵したミナミをずっと見てないのに。どこに隠れているんだろう?

--

久々に40タンクについて

かなり長いこと、水換えも、リン酸除去剤の交換もしていなかったのだけど、
ついに黒ヒゲやサンゴ状のコケが出てきたので、
両方ともやっておきました。
ずっとフィルターを開けていないので濾過材がそこそこ汚れているかと思ったら、ウールマット代わりに使っているゲルマットは若干どろどろ気味になっていたけど、サブストラットプロはまだまだきれいな状態でした。

あとトリミングもしました。
って、水面を覆っているロタラをまとめてチョッキンしただけだからあっという間だったけど。

あと、そういえばこの水槽ってどのくらい経ってるんだろうって記録を見てみたら、既にリセットから5年以上経っていた。

水上葉育成


水上葉育成箱のグロッソ。すっかり暖かくなって伸びが加速してきた。


こっちはスイレン鉢の縁にびっしりはえているモスが良い感じなので撮っておきました。

今年もスイレンはダメっぽい。
こんな時期なのにまだ小さな葉が幾つか出ているだけ。
掘り返して、あらゆる水草の根でいっぱいになっているであろう土をほぐして、大量に水草を捨てて、土を入れて、施肥をすれば復活するだろうけど...
それじゃ完全リセットですね。

2019年4月20日土曜日

今週の60 液肥変更後の状態


先日書いたように、今週はクエン酸アンモニウム液肥をつくって使ってみています。
あと、カリウムもクエン酸カリウムにしました。
どちらの作り方等も先日書いたところに追記しています。

一時枯れてきていたヘアーグラスが緑の新芽を出して復活してきました。
これは今にして思えば、底床供給器内のpHが上がったことが原因じゃなかったのかと思います。
尿素はたまに使う分には問題なかったけど、連続して使っていたので、底床内のpH上昇につながったんでしょう。
尿素と書きましたが、水溶液にして保存していればアンモニアも出てくるし。
ヘアーグラスは深くまで根を張るし。
底床供給器内に入れるものは、狭い空間に入れるのだから、pH重要ですよね。
いまさら気がつくなんて。

ソイルの下に空間をつくってそこに液肥を入れられるようにする。
ソイルに吸着されつつゆっくり水草が養分吸収できるようにする。
底床供給器のねらいは他にも底床内の嫌気化を避けるなどありますが、
施肥の点では、クエン酸アンモニウムを使うことを思いついて、
あとは、他の底床内に入れる他の液肥についてもpH問題をチェックして改善して、やっと完成ってことですね。

クエン酸カリウムなら、これも底床に入れられる。
こっちはアンモニアのような毒性があるわけじゃないので、底床に入れなきゃならないっていう特別な理由はほぼないですけど。

ちょっと画にしてみました。

クエン酸カリウムを使うのは今日の水換えが最初です。
...って言っても、いつも水換えの時は、炭酸カリウムの水溶液でカリウム添加してクエン酸でpH調整していたから、同じことだけど。
...同じじゃないね。炭酸カリウムにクエン酸なら一時的なCO2添加強化にもなりますから。
それはどうでも良いけど、なんにしてもクエン酸カリウムだとpH調整をほぼ気にしなくて良いのが便利!
リキダスと同時に使えるのも便利。

いろいろと葉色も濃くなってきました。特にピンナティフィダ。
これも窒素添加+底床内のpHの適正化で鉄などの吸収が良くなったであろうことの効果なんじゃないかと思っています。
あと、キューバパールかと思えるような葉のサイズだったニューラージパールグラスに通常サイズの葉が出てきました。

クエン酸アンモニウムを1週間 計5ml使ってみて、エビの体色が白濁したり落ちたりってこともありませんでした。
...なんかいつもよりも脱皮殻を多く見かけたけど。
やっぱりストレスになってるんですかね?
アンモニウムイオンがあることには変わりないですからね。

あとコケもほぼ出ていません。ガラス面にごく微かに出ただけ。

コケは、元気な水草には殆どつかないですよね。
水草の元気がなくなるとコケが付く。
この点からすれば、コケを出さないように水を貧栄養にすることより、
水草を元気にする方を優先すべきですよね。
ただ、ならばひたすら肥料を積極的にやるべきかと言えば、
そこはやっぱり今回の底床内のpH問題だったり、元素のバランスだったりで、上手く育たなきゃ意味がないどころか肥料入れただけコケが育ったりするから、単純じゃないわけだけど。

浮いてきちゃった底床内のパミスを取り出したところが穴があいてハゲちゃったので、少しソイルを入れ水上葉育成箱から摘んできたグロッソを入れておきました。

ところで、底床内のpH上昇が問題だったわけだけど、逆に低下し過ぎも問題でますよね。
たまには底床内のpH測定しておこうと思います。
...底床供給器のチューブ使って簡単に中の水を引き出せるので。

で、さっそく水換え・液肥添加前に測ってみたら、水槽の上層の水が6.6の時に、底床内は6.9。
以前に比べればずっと低くなっているけど、それでももうちょっと低い方が良いですよね。
なんかバッファとして働くものが溜まっているのかも。
なので、クエン酸をチョビっと入れたら、pH4.5に。
やばい!底床内の空間は狭いので効きすぎちゃうんですね。
上層の水をたっぷり入れて修正しておきました。
狭いから、調整にはかなり薄めたクエン酸じゃないとダメですね。

やっぱり狭い空間は気をつけないと不安定になりますね。
気をつけなきゃ。またヘアーグラスが枯れ果てる。

関係あるような無いような話だけど、湖沼の場合、上層、低層、泥の中のpHがけっこう違うなんてことはよくあるらしいですね。
水草や藻類が光合成でCO2使いまくるから昼間の上層はアルカリ、低層は腐植酸が溜まってて酸性とか。

--

まとめサイトの方ですが、たまにコメント入るので、あーそういうのもあったなと存在を思い出して、アクセス数などをチェックしてみると、
このブログの閲覧者はほんと少ないのだけど、まとめサイトの方はずっと更新していないのに遥かに多くの人が見てくれています。
でも、改めてちょっと見てみると、今となっては書き換えたいところがいっぱいあるんですよね。施肥関連、機材関連、水草の種別のこと、pHについて、ソイルについて... もう書き換えたいことだらけです。
でもなー、やりだしたらきりがないものな。
一から書き直したほうが早そうなくらいです。
どうしたもんかなー...。

2019年4月18日木曜日

クエン酸カリウム リキダスとの相性チェック

アルカリの炭酸カリウムと酸性のリキダスは混ぜると反応して白濁して固形物が出てきちゃいますよね。フルーチェ状態のプルプルのやつができちゃう。
リキダスはおそらく酢酸カルシウム・酢酸マグネシウムあたりが主成分なんだろうなー...確信は持てないけど...と想像しています。
当然ですけど、反応して固形物になっちゃえば効きはものすごく悪くなりますよね。
だから、炭酸カリウムと同時に使えなかった。

ならばクエン酸カリウムとリキダスならどうなのか?
やってみました。

混ぜてみた結果は、透明なままで白濁していないです。

クエン酸カリウムとリキダスは同時に使っても大丈夫そう。

2019年4月16日火曜日

使用中の主な液肥のpH クエン酸カリウム

底床供給器内に入れる液肥のpHが気になりだしたところで、
測定してみました。

水道中を塩素中和した水(水換えの水):pH 7.1
以下、これを50ml程度とって主に使う液肥を1ml垂らした時のpH

うちでの呼び名(原料など):pH値

K3 (炭酸カリウム): 10.8
N1 ac(アンモニア水+クエン酸) : 6.5
Mg1+me(微量元素8) : 7.0
リキダス:4.5

カリウムもクエン酸カリウムにしておいた方が使いやすいですよね。
2 C6H8O7+3 K2CO3 → 2 K3(C6H5O7)+3 CO2+3 H2O
さっそくやっておこう。

ということで、
K3%のクエン酸カリウム液も作っておきました。

作り方は前回のクエン酸アンモニウムとほぼ同じ感じ。
炭酸カリウム水溶液にクエン酸を加えて中和するだけ。
違うのは普段使っている濃度のクエン酸の水溶液だけで中和していくのは厳しいので、
ほぼ中和ってところまで最初にクエン酸の粉を入れたことくらい。
その後、クエン酸水溶液で普段の水槽のpHくらいまで調整していくのだけど、
反応式を見れば想像着くように、大量のCO2が出て炭酸水になっちゃいます。シュワーー!!って。大量の泡が出ます。
いずれ使っていくうちにこのCO2は抜けちゃうわけで、抜けきった状態で計りたいけど、なかなかそれは面倒なので、いい加減。おおよそです。
ひとまずよくかき混ぜて放置したりしておおよそ炭酸を抜いたところで、pHは6.0のところでやめておきました。これなら炭酸抜けてpH上昇してもたかがしれているでしょう。そもそもおおよそ中和する分量のクエン酸を入れているし。
これで、カリウムも底床供給器内に入れられる。
水換えのときにいっきにカリウム入れてたけど、この時にpH調整をほぼ気にしなくてよくなる。

ちなみにR-1のボトル(110ml)だと、5.6gくらいの炭酸カリウムで、K3%になります。中和に必要なクエン酸は5.2g程度のはずです。

うちでの呼び名は、K3 cってことにしました。

--

少しだけ気になるのは、濃度も低め、中性に近いのをつくると、当然持ちは悪くなるはずですよね。
アルカリが強い炭酸カリウム水溶液だったりアンモニア水とかよりも雑菌が繁殖しやすくなるはず。

--

ところで、元素の濃度が分からなくて使っているのって、リキダスだけだけど、
これも酢酸カルシウムを使うとかって手もありますよね。

アンモニア、炭酸カリウムみたいにクエン酸でいければよいのだけど、
クエン酸カルシウムは、ほとんど水に溶けないので。

2019年4月14日日曜日

クエン酸アンモニウム 窒素液肥

メモ

ふと思ったのだけど、
クエン酸アンモニウム C6H5O7(NH4)3 水溶液をつくって窒素肥料にするってのはどうなんだろう?
っていうか、
窒素1%で、pH6.5くらいになるように...水槽に入れたときに影響が出にくいpHに予め調整しておくってのは。
やってみよっと。
尿素水とかよりずっと安定しているだろうし。

どうですかね?

底床供給器に...底床内の狭い空間に、今使っている尿素水を入れ続けると、
けっこうpHが上がっちゃってることがあるし。
これを防ぐ。
底床内のpHが上がっちゃえば、鉄とかいろいろな元素の吸収も悪くなるし。

--

追記

作ってみたので、今週はこれを使ってみるつもり。

--

今回の作り方メモ

10%のアンモニア水をドラストで買ってくる。
14mlのアンモニア水を容器に入れ、これにおおよそ水50〜60ml程度を入れる。
これにpHを計りながら濃い目のクエン酸水溶液を垂らしていって、中和。
さらにpH6.5程度(普段の自分の水槽のpHくらい)まで落とす。
最初はアンモニア臭いしなかなかpHが落ちないけど、中和できて臭いも消えたあとは少しのクエン酸で急激にpHが落ちるので、ちょっとずつ入れるように。
最後にこれをR1のペットボトル(110ml)に入れて、水で満たす。
これでおおよそ窒素1%程度のクエン酸アンモニウム水溶液が出来上がり。
...のハズ。
なにか間違っていたら教えてください。

--

以前も書いたと思うけど、
大抵の肥料はアンモニア態と硝酸態が半々だけど、
水草はアンモニア態窒素を優先して使うものが多かったはずです。
それに生物濾過がよく機能しているなら、
使い残されたアンモニウムは、すみやかに硝酸に変えられていくはずだし。
なので、アンモニア態だけで良い...とは思っていたのだけど、
アンモニアは割と強めのアルカリだし、硝酸より遥かに毒性が強いし...とも思っていたんですよね。
でも、なにか大きな勘違いをしていないかぎり、
このクエン酸アンモニウム水溶液を底床供給器(ソイルの下の空間)に入れて、ソイルにイオン交換で捕捉されつつじわじわ出てくる状態にすれば、いろいろ解決するんじゃないかと思ってます。


2019年4月13日土曜日

今週の60 pH メダカ箱のピンナティフィダ続報


今週も変化少ないですね。

最前面の厚みが付いてきちゃっているところのグロッソをちょっとカットしました。
復活してきたニューラージパールグラスと引き換えに、
グロッソの調子が悪くなってきているから...最近葉色が悪いし、殆どランナーが出てきていないから、カットしたままになっちゃうかも。

pHは、依然として上がりやすくなっていて、調整し続けないとダメな状態です。

液肥以外に変化させるものはないはずなのだけど。
最近追加で入れているのと言えば、窒素...尿素水。
尿素水は弱いアルカリ。
ちょっと保存しておくと、アンモニア臭くなってきてさらにpHは上がる。
まーそうなんだけど、水槽の中で最後は硝酸ですよ。酸ですよ。
持続的にpH上げる材料になるとは思えないのだけどなー。
他になにかあるのかな??

だいたい昨年よく分からない理由でpHが上がり始めた時って窒素添加していないし。

なにを見落としているんだろう?

--

メダカ箱に放り込んだピンナティフィダですが、
入れたあとに急に寒くなって、葉がみんな溶けちゃって、ダメでした...って書きましたが、新芽が出てきています。
強いなー。
ハイグロなんてスイレン鉢で冬越ししたこともあるし。
実はピンナティフィダも冬越せたりして??
まさか、いくらなんでもそんなことはないですよね。

2019年4月6日土曜日

今週の60 pH


ほとんど変化ないですね。

台地の左手前が浮き気味になってきたので、
トリミングして厚みを減らして、
水上葉育成箱から少し取ってきたグロッソを上から刺して
浮かないように留めておきました。

ヘアーグラスがかなり調子悪い。枯れ色の葉も増えてきた。

相変わらず窒素添加は続けています。
時々入れてトータルで1%を5ml/週くらい。
エサも増やしているんですけどね。
コケは出ていないし、まだ足りない感じだから、
もうちょっと増やそうかなと思いつつ、
やっぱり恐ろしくて躊躇してます。

なんとなく水草の調子が、以前にpH上がってた時と同じかも...
先週、pHが上がり気味なのを確認しているので、確認してみたら、
また上昇していて(CO2添加開始直後だけど)7.1に。

なんでかなー。

これじゃダメなので、またちょっとずつ落としていきます。

ふと気になりだしたのが、
底床供給器使って、底床内にリキダスとか入れてたけど、底床内のpHはどうなっているんだろう?ってこと。フツーに考えれば、水槽水と同じだろうとは思うけど...少しは循環するようにつくっているつもりだし。
でも、底床内のpHがあがれば、鉄とかいろいろな栄養素の供給が滞りますよね。

あとで調べてみよう。