2020年3月20日金曜日

60 緑藻終息 藍藻とユキヤナギ 40 濾過槽メンテ

緑藻の増殖はかなり前にほぼ止まっているように見えるのに、いつまで経っても完全に消えてくれないので、
ついに先週末ヤマトを増量しちゃいました。
やっときれいになった。

それからいったん消えた藍藻がまた再発。
どうもNEWフロラスティックプロを使ってから藍藻が出やすくなっているような気もする。...40タンクじゃ全く出ていないから、単純にNEWフロラスティックプロのせいとも言いにくいけど。

吸い出した上で出てたあたりをエクスタミンで処理。

ふと藍藻を抑制するアレロパシー物質を出す植物ってないのかなって資料を探してみたら、こんなの(藻類へのアレロパシー活性をもつ植物の検索 PDF)を発見。
ユキヤナギは、強力に抑制するんですね。
ユキヤナギ取ってきて入れて実験してみよう!と思って取ってきたのだけど、もしこれに農薬がついてたら買ってきたばかりのエビがやられちゃうなって躊躇して入れるのをいったん中止。
エビ一匹プラケにとってそこにユキヤナギを浮かべてたのだけど、大丈夫そうなので、水槽に浮かべてみました。割とスグに沈む枝も多かった。

その後藍藻は出ていません。効いているのか否かは全く分からないけど。
出ていないと言っても見えるようには出ていないってだけで、まだ微かに臭っているので残っているみたいだけど。

ユキヤナギって花のかたちとかみればスグに分かるけど、柳じゃなくバラ科ですね。枝垂れる姿がヤナギっぽいってだけ。

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40タンクの吐水口の先にある水草が揺れてないので、見てみたら、水の出がチョロチョロって感じになってました。
これはヤバいってことで、ストレーナーのスポンジと、濾過槽も開けて掃除しました。
ストレーナースポンジは、水草が根を張り巡らせちゃってるし、濾過槽のブルースポンジ(いちばん最初の粗目スポンジ)がドロドロ。
この前いつ掃除したんだっけ??
ストレーナーはともかく、ブルースポンジの掃除は何年もしていなかった気がする。

ついでにかなり久々に水換えもしておいた。

そんな状態だったけど、相変わらず40タンクの方はコケ無しで水草の調子も良いです。

肥料は、毎週NEWフロラスティックプロを1本とか適当に様子見て刺しているだけ。

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屋外の水草もいよいよ青々としてきてきれいです。
グロッソの葉が小さかったりしているので、久々に施肥しておいた。

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こんなこと言うと叱られそうだけど、連日新型コロナウィルスのニュースだらけなのに接していると、
水槽の立ち上げの時のバクテリアの増殖について考えていた時のことを思い出してしまいます。

水槽のことを考えるようになって、それ以前より遥かにずっと生物関連の話が好きになって読み漁るようになったのだけど、
当然その延長でウィルス研究についての本とかも何冊も読みました。

これが面白いんですよねー。

あーあと、私、お仕事は全く生物研究とかとは関係ないんですが、公衆衛生・感染症の話は、「情報感染」の話などとメカニズムは共通していたりするので、全く無関係ってわけでもないですし、生物関係のものを読み漁ったことが役立ってたりもしています。

社会への話題の広がり(感染)と収束は、感染症のそれとそっくりですから。

集団免疫なんて概念は今回初めて触れたんですけど、
フェイクニュースや風評被害をもたらす情報について考えたりするのに殆どそのまま使えますね。

もといウィルスの話に戻して、
なにかとウィルスについての話がSNS上などで飛び交う中で、
ウィルスは真菌じゃないぞー、ウィルスは生物じゃないぞー...
なんてことを言う人が居るじゃないですか。

真菌ってフンギのこと。キノコや酵母とかですね。感染症を引き起こすものもたくさんあるけど、もしバクテリアって言いたいなら、そりゃ細菌ですね。
これは言葉が悪いですよね。生物としてはまるで違ういろいろなものに菌って言葉を使っているから。
水槽でなんでもコケって言うようなものですね。

生物じゃないぞー については、一昔前なら、
生物の定義の中に細胞構造を持つことってのもあったわけだから...今でもあるか...、そういう点では生物じゃないけど、
ここはけっこう揺れているところですよね。
というか、これって生物の定義の話とも言えるわけだけど。

ウィルスの中には、ターゲットの細胞に遺伝情報を打ち込むと、核のようなものを新たにつくって、その細胞が違う細胞に作り変えられたかのように振る舞うものもありますよね。
もしそれをウィルスの本体として捉えるなら、細胞に侵入する前の状態はシストのように見ることもできますよね。ヴァイロセル仮説ってやつです。

この話の時に殆ど必ず出ていくるのが、寄生性の紅藻類の話。
寄生性の紅藻類は、自らの核を寄生ターゲットとする紅藻の細胞の中に入れるんですね。
そうすると、核を打ち込まれた紅藻の細胞は、寄生性の紅藻そのもののように振る舞い始める。
これウィルスとやってることはすごく良く似ていますよね。

紅藻類は、人類と同じ真核生物だけど、生物じゃないってことにされてしまうウィルスと同じようなことをやっている。

あとウィルスによる遺伝子の水平伝播についての理解がどんどん深くなってきているのも面白いですよね。

ウィルスって面白い。

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