2017年8月20日日曜日

窒素不足の経緯を振り返る

さっき、ふと「いつから窒素不足傾向は出ていたんだろう?」って
定期的に撮っていた写真を眺めなおしたり、ブログの内容を見直してみたりすると、
リセットから1ヶ月半くらいのところあたりからだったみたいですね。

早いよなー。けっこう腐葉土入れたつもりなのに...

今回うちで出た主な症状は、

  • 全体的に色が薄くなる。
  • グロッソとかの下葉が全体的に黄色くなる。
  • グロッソの葉が小さくなる。
  • グロッソのランナーが出にくくなる。
  • 特にブリクサの葉色が悪く...薄くなる。
  • ブリクサの元気が無くなって、葉先に黒ひげが付いたりする。
  • ブリクサの下葉が溶ける。
  • グリーンロタラが枝垂れなくなる。
で、
  • リン酸除去剤を取ってリン酸を増やせば戻るかな?と考えてみたり...リン酸不足もちょっと症状似ているし...
  • ブリクサの下にはOKOSHIを入れてみたり
とかやってたけど、イマイチだったんですよね。

その後の窒素液肥添加でほぼ全ての症状が改善してきたわけです。

下葉が黄色や白っぽく色抜けしていくのは、
カリウムやマグネシウム不足でも起きるけど、
窒素不足は、もっと全体的に薄くなりますね。
端からとか斑にとか葉脈部分を残して...とかじゃなくて全体的に。
リン不足でも下葉の色が全体的に抜けていったり萎縮したりするけど、そこは状況判断ですか。...っていうかリン不足って、それなりにエサを入れていればまず起きないし。
窒素不足は頂芽の色も若干薄くなるように思います。
鉄不足でも頂芽の色は悪くなるけど、鉄不足の場合は、逆に頂芽「から」色が悪くなる。

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それと、今回特に分かりやすく調子を崩したブリクサとグロッソは、たんに窒素消費量が高いというだけじゃなくて、アンモニア態窒素の選好度が比較的高いハズって思っているものです。水中の硝酸態窒素ばっかりじゃなくて、土中のアンモニア態窒素を根で吸収したいはずの種類。
この点では、もっとも典型的なのはクリプトコリネですけど、今回、うちのパルヴァは最初からあんな感じでしたから。
あーでも、最近すっかり忘れていたパルヴァですが、最近ちょっとは成長しはじめています。

グロッソと対象的に、ニューラージパールグラスとかはずっと殆ど調子を落としていないんですよね。
ニューラージパールグラスは、水質適応の幅が広い種類だとは言え、どちらかと言えば少しはGHがあった方が良いし、低すぎるpHよりは中性付近のほうが良いってこととかを考えればアンモニア態じゃなきゃイヤだなんてことはないのだろうと思います。硝酸態窒素で元気に成長できる。
これはたんにグロッソより貧栄養環境に強いとかってこととは違うのだと思っています。
実際、枯れたソイルでエサの投入量まで絞るとかなり萎縮していくのは経験しているし。
もっともそこまでやるとグロッソは徐々に消えて行くけど。

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