2014年10月28日火曜日

塩基バランス

昨日測定したGHの低さ(2)が相変わらず気になっている。
昨日は、卵殻パウダーなんてつくってみたものの、
やっぱりパールグラス系が調子が良いとは言いかねる状況なのを考え合わせると、マグネシウム不足が進んじゃってるんじゃないかとか考え始めている。

通常、Mgは水換えでだったり水槽内に入ってる石とかから補給されるし、GHが高い硬水にしちゃうと、ほとんどの水草にとって良いことはない…CO2吸収や一部のミネラル吸収に問題が出るので、ほとんど考えないわけですよね。むしろMgやCaをあえて施肥することは避けるわけです。

フツーに水替えしていれば、このあたりの水道水はGH5くらいはあるので問題無いはずだし、もう9ヶ月経っているこの水槽は、フツーならソイルの陽イオン交換能が落ちてくるに従ってむしろGHが上昇しても良いくらいの時期なんだよね。

時間が経っている水槽でGHが落ちる原因としては、例えば酸性物質の蓄積…リン酸とか…も考えられるし…後はなんだろう?

なんにしても、あの数カ月前にやっちゃった失敗が引き金になってるハズなのだよね。底床内のpHを落としすぎたあの失敗が。

そこから始まっている緑藻も、最初のきっかけは底の方のニューラージパールグラスがダメになって、そこにつき始めたのが最初。
今はだいぶ減っているけど、しつこく出ているのはほとんどがニューラージパールグラス。

で、ちょっと話を戻して、pHを上げるのに幾つかの手段を併用しているわけだけど、割合としてはカリウム添加量を多めにするってことをやってたのだけど、
もしかしてこれが問題だったんじゃないかと思い始めている。

農業とか園芸だと、塩基バランスを…特に苦土/加里比(Mg/K)を気にしますよね。
Ca, Mg, Kは拮抗するので、どれかが過剰だと、他が効かなくなる。
特にカリウムが過剰だとマグネシウムが効かなくなって問題を起こす。
土壌(ソイル)は陽イオンを引きつけるわけだけど、カリウムでいっぱいにしちゃダメで、Ca, Mg, Kが適切なバランスで吸着されている状態が良い。

これなんじゃないかなと。

緑藻が最後まで消えないのも、パールグラス系が元気無くて、緑藻を寄せ付けちゃうからと考えれば、関係ないとも言えないし。

ってことで、こんなことをやってみるつもりです。

・苦土石灰(CaCO3, MgCO3)を買ってきて上澄み液をつくる。
・100倍くらいに希釈。
・パールグラス系が生えているあたりの底床内に、微量を注射してみる。
・GH、pHを測定しながら、問題が出ないように本当にちょっとずつ慎重にやる。

インディカまで枝垂れるロタラの状況が、この硬度の低さと関係しているのだとしたらさみしいことになるけど、
それでも、パールグラス系が元気ないのは困るので、やってみます。

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追記。

カリウムの施肥量を多めにしていた とは言っても、
あくまでも私基準であって、
世間的に流通している目安の量に比べて、けっして多すぎるって量じゃないんですけどね。
0-0-3を週に30ml近く入れろなんて言っているところもあるわけで。
直近でかなり多めって状態で8mlですからね。1/3以下。

そういう水槽は、よっぽど水草が多い・石が多い・そもそもGHが高い水を使っている...なんていう条件じゃないと苦土/加里比のバランスが壊れてマグネシウム不足になっているのじゃないか??とか想像してしまうのだけど...どうなんだろう?

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