2016年4月12日火曜日

ヨウ素

どこだかを読んでいたら、「コントラコロラインは生産していない」って話が出ていて、
えっ!そうなの?って見てみたら、
コントラコロライン プラス ってのに変わっていたんですね。
知らなかった。

私は、ずっと以前はコントラコロラインを使っていたけど、今は、コントラコロラインのボトルに、同じように使えるくらいの割合でハイポを水に溶かしたものを使っているので、ずっと買っていなかったので。

コントラコロライン プラスのウリはヨウ素添加ですよね。

>ヨウ素は水草、魚になくてはならないミネラルです。魚の健康を維持するだけでなく、病原菌の抑制に効果があります。
>また、エビなどの甲殻類の脱皮不全の予防、サンゴの成長などにも役立つと言われています。

ヨウ素関係と言えば、海水用だと沢山出ているけど、淡水用だと私が知っているものだとテトラバイタルくらいですか。
ディスカスに産卵を促すのに効くとか言われているヤツ。
私もずっと以前に使ってみた記憶があるけど、効いてるのか?どうなのか?まったく分からなかった。

ただ脊椎動物では甲状腺ホルモンとかヨウ素が重要な役割を果たしていることはよく知られていて、エネルギー代謝の調整に深く関わっているとか、魚だと浸透圧の調整…サケ・マスのような淡水と海水を行き来する時の調整とかに使われているとか。

ヨウ素について興味を持って、いろいろ調べてみたけど、地球上の物質循環にしろ、脊椎動物以外の生物との関わりにしろ、ちょっと突っ込まれると分からないことだらけのようですね。まだまだこれからの研究対象らしい。面白かったです。
嬰児の嬰の貝2つは、甲状腺を表しているとか言われているとかも書いてあって、繁殖関連にも関係が深いみたいですね。

で、問題はヨウ素ですよ。水槽水中で失われていくのは確か。...おそらく...エサからの供給が分からないからなんとも言えないけど。
ヨウ素は水草には必須元素ではないし、少しでも多ければ植物には毒になるのだけど...もちろん多ければ動物にとっても毒だけど...、魚やエビが、ヨウ素を取り込んでいくのは確かだし、一部のバクテリアや植物が、取り込んだヨウ素をヨウ化メチル CH3I にして揮発させるので、水槽外に出て行くんですよね。

これが必要なのか否か?海水水槽で必要なのは間違い無さそうだけど、淡水水槽でも本当は必要なのか?
少しはエサから供給されるはずだけど、それで充分なのか?
ですよ。

自然環境だと、雨水にはそこそこヨウ素が入っているし、黒ボク土にも含まれているらしいです。

自然界での海水中のヨウ素濃度は、0.06ppmあたり。
淡水中(河川)のヨウ素濃度は、0.001〜0.02ppmあたり。
つまり、海水中の1/60〜1/3くらいは自然の淡水中にもヨウ素はあるわけですね。

ヨウ素添加が特に必要ないのは、そんなこと全く関係なく何年も淡水水槽を維持できていることを考えれば、当たり前。
だけど、添加するともしかしたら繁殖活動とかが活発になるんじゃないのか?生体の健康状況がよりよくなるんじゃないのか?って考えると添加してみたくなりますよね。エビの脱皮とかにも関係ありそうだし。

ということで、ヨウ化カリウムを見てみたら、もうこれは一生掛かってもとても使い切れないくらいの量のボトルで5000円くらい。
割と気分で終わりそうなものにこれは高いし使いにくそう。
海水用のサプリを見てみようとしたら、実売1000円しないカミハタのアイオディンサプリメントってのを発見。
これを海水用の1/10くらいの濃度で添加してみたら、良いのじゃないかな〜... 60cm水槽で1回約0.2〜0.3ml程度。
120mlのボトルを買ってもとても使いきれませんよね。
なんてことを考えています。っていうメモでした。

それにしても、コントラコロライン プラスってよく分からない商品ですよね。
ヨウ素添加っていうけど、海水用に適切な量だったら、淡水用には多すぎるだろうし、逆なら海水用には結局別にヨウ素添加が必要になるだろうし。添加しないよりはマシでしょ?ことなんですかね? 単純に塩素中和だけやっておいて欲しいものだけど。

繁殖といえば、昨年末に書いていたベックホルディですけど、
最近気がついたのですけど、稚魚は2匹じゃなくて3匹育っています。
最近は、やっとずっと隠れていないで頻繁にロタラの林の外に出てきてくれるようになったので分かりました。
まーこれとか、ヨウ素添加なんて全く無関係に生まれているんですけどね。

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