2013年9月10日火曜日

藍藻への対応について

友人のところの水槽で藍藻が出て困ってるようなので、
ちょっと簡単にまとめておきます。

●藍藻の基本。
ここを見て下さい。
…見なおしてみたけど、これを書いたころはまだラムの威力を知らなかったんですね。

●予防。

まずは、ブルーラムズホーンを入れることをオススメします。
ラムズホーンは藍藻をけっこう舐めます。かなり好きです。
他にも藍藻を舐める貝は多いけど、
ラムは、
・ブルーラムズなら派手じゃないし、あまり大きくもならないので水槽の中で目立たない。
・枯れた葉か、枯れかけでフニャフニャになりつつある葉くらいしか水草を噛じりません。他の貝はバリバリ喰っちゃうのもいるので。
・簡単に繁殖する貝なので、常に稚貝が発生している。稚貝じゃないと入り込めないところ…特に前面のガラス面とソイルの間に出るヤツを駆除するのに密生したグロッソの間とかに入れるってのは大事です。
・最終駆除手段として使うオキシドールに意外にも強そう。少なくとも石巻貝とかよりも。有肺類なんで。
・ライトが付いている時は、さらに、ガラス面のコケが少なければ、殆どガラス面這ったりしません。
・「爆殖」は避けられます。コントロール可能です。
詳しくは、過去記事適当に検索して下さい。
左側に出てるタグクラウドで「スネール」ってところを選ぶとラム関連の記事が出ます。

もちろん基本としては、
・アルカリに傾けない。出来るだけ弱酸性にしておく。
・水槽のライト以外についている部屋の照明や窓から入る外光などの光が、前面ガラスとソイルの間の藍藻を招くことが多いので、できれば避ける。
なんてことが大事です。
まーこういうことやってても出る時は出るわけですけど。

●初期症状への対処

最初に藍藻が出てくる場所は、殆ど前面ガラスとソイルの間ですけど、ここにアルミテープなどを張っちゃって遮光すればほぼキレイに消えます。
ただし、水槽のガラスの中を進んでくる光とかの影響で、いちばん上の方までは完全に消えてくれないことも多いです。
うちは、40の方は完全に消えたけど、60の方はダメでした。
40が消えたのは、ガラス面のところにウォーターローンがけっこうはえてて…放っておくとかなり長くもなるし…60と比べると光が上から入りにくいからだと思います。

どうしても残っちゃうものは、エクスタミンを買ってきて、ダイソーとかで売っているシリンジ(注射器)使って、ソイルとガラスの間に注射すれば、完全に駆除できます。…エクスタミンを散布した場所は少なくとも。

●症状が進んだ場合への対処

ガラス面だけじゃなくて、底床面より上にあがってきた場合は、初期なら、シリンジとかで吸い出して残ってるのにエクスタミンを掛けておけば良いわけですが、
いったん上にあがってきちゃうとなかなか根絶できません。
さらに、なにかのきっかけで急激に増え始めると、もう手に負えなくなりますね。

こういう場合は、オキシドールの出番です。
オキシドールの使い方とか注意点は、
左側のタグクラウドで、「藍藻」を選んで、
藍藻 最終手段へ その1~その6を見てみて下さい。

●完全遮光とか、ライトの光量や点灯時間を思いっきり絞るとか…

これは私は薦めません。水草が弱るだけ。
もちろん完全遮光を続ければ藍藻は消えるわけですけど…。

●ちなみにウチの現状は…

40の方は出てないですけど、60の方は前面ガラスとソイルの間にたっぷり出てます。…いちどはキレイにしたのだけど、その後遮光テープ取っちゃったままにしているので復活している。
でも、今は、ラムの稚貝が沢山居て、這い上がってくる藍藻を食べちゃうので、底床面より上にあがってくる心配をまったくしていないので、放置です。

ただラムは特に数が少ないうちは、急激に増殖するような状況の藍藻には無力ですね。予防にはなっても、駆除には殆ど使えないってことです。
藍藻が増えちゃう前にラムを入れておいた方がいいですよ。
...残餌が多いような環境だと増えすぎて酷いことになっちゃうかもしれないけど。

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