2013年10月11日金曜日

液肥の底床注入と黒ヒゲ

前景の底床にもっと肥料を入れたい!
アクアフローラは、入れたあたりには良い感じに効くけど、でもスポット的にしか効かないし、前景草を切り裂いてそこら中に入れるのは、そりゃ大変…
ってことで、
ちょっと前に改良した注射器があまりに具合が良いのもあって、
底床に液肥をブチ込むってのをやり始めちゃいました。

使っちゃったのは、たまたま手元にあった6-10-5のヤツ。
欲しかったのは、窒素だけだったんですけどね。
10倍希釈とかだと怖いので、100倍希釈にして、その分多めに底床最奥に満遍なく入れてみた。

で、効きますね〜。

たった3日で見事にニューラージパールグラスやグロッソの調子が上がってきました。
よしよし。心配してたエビの状態も悪くはないし。

でも、案の定、黒ヒゲさんも一緒にやってきました。
来ると思ってたよ〜。来なくていいのに。
見ようによっては、やっぱり黒ヒゲはリン過剰で出てくるなって、また確認できたけど。

本当は、液肥やるなら以下の様なのが欲しいよな〜とか考えてます。
まだ、なんとなく考えてるだけですけど。

3種類。この3種類を状況で使い分ける。組み合わせる。

A)基本 5-2-7+ 炭素源
  硝酸態2.5 アンモニア態2.5 pH5に調整
  出来れば、ゆるいとろみを付けて、簡単に拡散しない工夫。
B)調整用その1 5-0-0
C)調整用その2 ほぼカリばかりで微量元素も入っている手持ちの水草用液肥

結局は入手の容易さから、7-4-4のとか買ってくることになるのかな。
ハイポネックスの観賞植物用ってやつ。

いろいろ見てみたら、NPK別々に材料入手できるのだけど、結局かなり高く付く、めんどくさそうなので。
あるいは、窒素だけのを買ってきて、計算して今の手持ちのと組み合わせて使う。…売ってるんですよ。使いやすい液肥になってるのがAmazonとかでも買える。送料700円で本体と同じってのが、なんというかなんなんですけど。
それよりアンモニア態なのか硝酸態なのか判別付かないから買ってないけど。
あーそうそう、アンモニア態でも良いなら、薬局でアンモニア水買ってくるってのもありますよね。一応、木酢液とかでpH調整もするとか。
一から立ち上げる時とか、アンモニアにビビるのに、わざわざ入れるとか…狂気の沙汰??
アンモニア水入れちゃうくらいなら、ホームセンターで尿素を買ってくれば300円くらいで一生使い切れないくらいの窒素が手に入る。いちいち軽量・計算がめんどくさいしアンモニアだらけで毒水つくることになるけど。
やっぱりそこは硝酸態窒素中心じゃないと使いにくい。
ちょっと間違えばエビの死体だらけになりますよね。

なんにしても最少律を信じるのなら、リンだけは余らせない・出来るだけ水草に使い切らせるっていう方針にしないと。
窒素やカリの方が、リンに比べれば多すぎた時の対処が遥かに簡単だものね。
リンの対処はどう考えても難しい。ソイルが吸着固定したり、水中のミネラルと結合して不溶性の無機リン酸になるし。…で、それらが底床内で溶解性になることもあるし。つまり、水換えで排出できなくて蓄積したり、底床の状況…部分的な嫌気化で出てきたり。
底床に溜まりやすく排出されにくいから…特にソイルの場合はそうだから、リンは少なくて良いのだといえるわけです。...セット初期は別ですけど。

私の勝手な考えでは、水槽内で蓄積しやすいのは、
1.リン 
2.窒素 
3.カリウム
の順じゃないでしょうか?

例えば、枯葉は取り出さなければ水中に留まるわけですけど、そこからカリはスグに水中に流出していくと言われています。窒素は生物分解過程が進むまで残ったままですよね。

話をずっと戻して、炭素補給は、有機栄養バクテリア・底生微生物などのため。リクツとしては、底床内の炭素分も有機栄養バクテリアやその他の微生物に使われるばかりなのだし…農業や園芸でも化学肥料の問題とは炭素源の供給を疎かにすることで、土中の生物相を貧弱にしちゃうから…みたいに言われてますよね…もちろん、でも、まー気分です。

とろみを付けたいのは…これが、例えばカタクリとか使って炭素源を兼ねるわけですけど、アンモニア態窒素が急に拡散してエビとかが体調を崩したりしないようにですね。少しの間は底床の最奥にとどまるようにです。これもなんとなく想像しているだけです。

やっぱり出来ればこんなことしてないで、セット時に、
底床にじっくり時間をかけて分解される窒素・炭素源を…具体的には腐葉土を仕込んでおくべきだったな〜…やっぱり、ビビって立ちあげ期の確実さを優先し過ぎたって、かなり後悔してます。何度も同じこと言ってるけど。

ところで、たまたま手元にあった6-10-5のは、やっぱり使えないな〜ということになったのだけど、試しに、ほぼ枯れ果ててる水上葉育成箱にちょっと撒いてみました。
そうしたら、たった3日でグロッソの新芽だらけに!
肥料って大事ですね〜。
このところの台風の影響での異常な気温上昇で勘違いしちゃってるのもあるかもしれないけど。

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