2013年10月6日日曜日

藍藻・シリンジ・苦土

「今週の」で書き忘れたのだけど、
何日か前に、前面ガラスとソイルの間の藍藻が、また上に這い上がってきそうな気配があったので、エクスタミンでやっつけておきました。

「ラムズホーンがいるから安心」とは言え、前面ガラスにくっつくようにヘアーグラスの葉が密に出てるところとか、危なっかしいわけですよ。そういうところはラムが入りきれないから。

そういう場所にエクスタミンを入れるには、エクスタミンのパッケージに入っているスポイトでは、先が太すぎて上手く行かないですよね。
無理に差し込もうとするとソイルをバリバリと砕くし。

なので、ダイソーで売っている化粧品を小瓶に移し替えるのに使うシリンジを使うわけですけど、これも注射器ってわけじゃないので、先が尖ってはいないんですね。金属の細いパイプでしかない。
これを底床に突っ込むと、スポイトに比べれば遥かにマシだけど、それでもやっぱりソイルを砕いちゃいます。しかもその泥が針に詰まったりして。
大量に詰まると取れなくなるし。もう何回か買い換えてます…105円だけど。

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そこで、もっとソイルを砕かずに、すっと入って、泥づまりもしないように…ということで、釣りの時にルアーのフックを研ぐ、ダイヤモンドシャープナーで、先を斜めにカットしてみました。
これ大正解!オススメです!
もちろん全く詰まらなくなるわけじゃないですけど、かなり違います。

針付きのシリンジは、エクスタミンを入れる以外にもいろいろと使い勝手がありますよね。
底床に液肥を入れるとか、嫌気化が進み始めてそうなら底床に斜めに穴を開けて、なんなら空気も送り込んでおくとか…。
土が締まっちゃってダメになりそうな芝生に穴を開けて土に空気を通すみたいな感じに。

底床の通水性チェックにも使えますよ。
斜めに針を差し込んで、シリンジから空気を送って、
針先の真上から泡が出てくるようなら通水性に問題なし、
手元の差込口の方からしか泡が出てこないようなら問題ありですよね。
ちなみに、うちはまだまだ大丈夫そうでした。

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ところで、前々から書いているエクスタミンを入れると、キューバの調子が良くなるような気がして仕方がない…ってことについて。

エクスタミンの内容に、マグネシウムって書いてありますよね。
マグネシウムは、本当に水槽の中で足りてるんでしょうかね?

一般的には、マグネシウム不足など殆どあり得ないってことになっているし、水槽用にマグネシウムを含んでいることを強調した肥料なんて出てないし、水草用の総合肥料には必ずマグネシウムも微量に(適量に)含まれているわけだから、そういうのを使っていれば足りなくなるわけがない…ってことになってますよね。

ちなみに、マグネシウムは葉緑体を構成するもので、だからこれが不足すると旧葉部から黄化が始まる(グリーンリング症…葉脈は緑のまま)わけですよね。
それからマグネシウム不足が起きるのは、大抵はカリの過剰投与が原因だとも言われています。カリの過剰がマグネシウムの吸収を阻害すると。
それと農業関係のところとかを見ていると、アンモニア態窒素が多いと欠乏症を起こすとか出てたりしますよね。
ちょっと調べてみたけど、このリクツは分からないのだけど、確かにこれは言われていること。…土壌消毒とかが過剰だとバクテリアが少なくなってアンモニア態窒素の硝化が進まなくりアンモニア態窒素が過剰になる。これが苦土欠乏を起こす。…って。「これが」のところのリクツがわかれば少しは応用が利きそうだけど、そこが分からない。
石灰(カルシウム)が多くて欠乏症になるってのも出てますね。…こっちはまだわかる気がするけど。カリと同じで単純に拮抗しちゃうのですよね。
それから、リン不足だと苦土吸収・植物体内での苦土活用に問題が出る。リン過剰でも苦土吸収阻害が起きる…なんてのもあります。

ここまで書いておいてなんですけど、この話の着地点はありません。
農業・園芸の世界であれだけ苦土に関心が払われているのに、アクアの世界ではほぼ無視みたいになっているのってどうなのだろう?

結局は、苦土:マグネシウムは気になるな〜ってだけです。

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