カリ不足の症状って、
カリの植物体内での移動...足りないと成長部へかき集めるのは、かなり速いし、奪われちゃった場所のカリ不足はかなり深刻な症状になりやすいから、
他の不足症状より比較的早く目に見えるかたちで出やすいわけだけど...
...かなり分かりやすくカリ不足が出ちゃってます。
カリは窒素に次いで多くの量を必要とされる栄養素ですからね。
きっと、ここのところの一連の施肥で全体的に成長が加速、バランスとしてカリ不足が顕著に出てきたってことでしょうね。
カリは、バランス的に足りないと育たないというより、
それがなければ成長が終わったところを犠牲にしてでもかき集められて成長部を育てちゃうんですよね。
他の栄養素にもそういうところはあるけれど、カリは極端にそれが出やすい。
だからカリ不足だと、分かりやすく水草の腰が...下のほうが弱くなる。
この写真は、昨日ロタラを刈り上げて、出来るだけ差戻しもしたあとだけど、差戻しの分は別にしてカットされてもともとの根本に近い方が出ている部分の葉が白くなっているところがありますよね。壊死部もでてる。クリックして拡大して見てみると、殆ど白くなっているオークロも写っている。
もちろんこれらは少し前に起きている部分で、奥のほうだから気が付かなかったのだけど、この数日は、(クローズアップで上手く分るように写真が撮れないので載せてないですけど)ロタラなどの有茎草のもっとずっと新しい部分の葉の先が白くなり始めてるんです。
さらにグロッソとかも葉の縁が白くなるのが出てきているし。
カリ不足は、水草の根本に近いほうが全体的に黄色くなるとかじゃなくて、葉の先とか縁とかから白くなるのが特徴ですよね。
こんなに分かりやすく出ることもあまりないけど。
つまり、オールインワンで作ったつもりの底床注射液だけど、うちでのバランスとしてはカリが全然足らないってことですね。おそらくは。
ひとまずは、水草用の0-0-3(フローラプライド)を添加しておきました。
そうなると、オールインワンで且つpH調整もできているってのをつくるのはかなり無理があるので、
面倒だけど、底床注射液 ver3は、2液式にしようと思います。
A液:0.2-0.1-0.1
総合底床注射用
B液:0-0-3
カリ追加調整用
A液と別に水槽水へ直接混ぜる。
B液ってつまり、フツーの水草用の液肥…フローラプライドですけど。
あるいは、B液は使わないで、今までどおりカリはイニシャルスティックで供給するってのもありですよね。
これにするのは、ver2を使いきってからにしますけど。
あれだけトリミングしても緑藻が出る気配さえ無いので、すぐに使いきっちゃうと思うし。
きっと今の施肥量は少なすぎるのだよね。
ついでに、頑張って差戻ししましたよの図。
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