2013年8月18日日曜日

ラムズホーン

ラムズホーンも飼い始めてから少しは時間が経って何世代か飼育できているので、ちょっとまとめてみます。

但し、色形の良いラムズホーンを狙って育てるような人向けではなくて、あくまでも水草水槽に入れて、コケ取り、残餌や枯葉の分解…といった目的で飼う観点でですけど。

ブルーラムズホーン

別名インドヒラマキガイ。
レッドラムズホーンなどの色が流通名に付いたのは、アルビノとか色素が欠落することで特定の色が出たものですね。他にブルーとかピンクとか。
ちなみに、アルビノが赤になる理由は、彼らはヘモグロビンを持っているからですね。

ヒラマキガイは、有肺類で、空気呼吸が可能なのだけど、ラムズホーンは水槽から這い出したりはしないです。
肺を浸かって浮力を調節して、垂直上昇・下降、水面直下を這う(泳ぐ?)といったことが可能です。

まず鑑賞面ですけど、(環境にもよるのかもしれないけど、少なくともうちでは)ライトの点灯中はあまり派手な行動はしないです。ガラス面とかを這うことも殆ど無いですね。…コケが無いってのもありますが。
水草の影に隠れていることが多いです。
消灯すると目立つところに出てきて、葉の上やガラス面など至るところに出没します。
枯れ葉が水面に浮いていると、枯葉に付いて水面にいることもあるし。

ちなみに60の方は上記のとおりですけど、40の方はライト点灯中にガラス面を這っていることもあります。
40の方がライトの光量が少ないとか、タイガーロータスの葉とかで影になっているところが多いとか、そんなようなことが関係しているのかもしれません。

レッドラムズの派手な色は、水草水槽にはあまり合わないのじゃないかとは思いますけど、ブルーラムズは、白っぽかったり黒っぽかったりして…もちろん綺麗な青になるヤツもいますけど、基本的に地味で自然な印象なので、私は嫌いじゃないです。

増え過ぎを心配する人もいるでしょうけど、弱酸性で硬度低め、エサの投入量とかも控えめなら爆発的に増えてしまうこともないと思います。
弱酸性だと(うちは6.5くらい)、スグに殻が白っぽく傷んできてあまり大きくなれないっていう印象です。
うちでも、マジメに数えたら、きっと数十匹…かなりの数が居るとは思うのですけど、殆どは数ミリの稚貝ですし、(特にライト点灯時は)前景草の中に隠れているので目立つこともありません。
雌雄同体で、2匹いればどんどん繁殖していきます。しょちゅう2匹が絡んでいるのを見かけます。しかも稚貝を見かけたと思ったら1ヶ月も掛からないで大きくなって子作り始めてたりするし。
つまりどんどん生まれて、どんどん成長するけど、最終的にどれだけの数が生き残る環境なのか?どこまで大きく成長するのかが問題だってことですね。
中性以上のpHで硬度が(カルシウムが)あってエサが豊富だと爆発的に増えるということもあるのかもしれません。

卵は殆ど見かけませんね。どこに生んでいるのだろう?
ガラス面などの目立つところにベットリなんてのは、画像検索するとけっこう出てくるけど、私は見たことがないです。

次にコケ取り能力ですけど、固いのは殆ど食べないとおもったほうが良いです。黒ヒゲ、固くてツンツンした緑藻、斑点状に固着する緑藻…こういうのは食べていないようです。
珪藻、柔らかい緑藻、藍藻などは食べているようです。

水草の食害は、あるようには見えないですね。溶けかけの枯葉を食べるくらいです。水草を食べ散らかすみたいなことを書いているところもあるけど、少なくともウチではそうは見えないのだけど…。

一般に黒ヒゲとかもバリバリ食べる貝ってのは、水草もバリバリ食べますね。
コケや溶けかけの葉やデトリタスを優先して食べるような貝は、水草の食害も無いけど、食べてくれるコケも限られている。
ラムは後者ということですね。
安心だけど、あまりコケ取りに期待もできないということです。

私としては、ブルーラムは見た目も嫌いじゃないし、
残餌や枯葉の分解者として、藍藻を食べてくれる…藍藻が底床の上にあがってくるのを予防してくれるものとして、けっこう気に入っています。

そうそう、ラムの殻が滑らかな色をしているのか?それともシマシマになってしまっているのか?ってのは、水質管理の指標になると思っています。
水質変動が大きければ、殻がシマシマになるし、少なければ滑らかな殻になりますよね。年輪みたいなものですか。

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