2013年7月22日月曜日

エアレの意義って?

なんだかんだでエアレを避けたい私としては、水草水槽におけるエアレの意義ってなによ??もちろん魚中心の水槽なら分かるけど…って、このところ改めて考えたり調べたりしてます。

一般に水草水槽でエアレの必要性を言われるのは、次の点ですよね。

1)消灯後、光合成・酸素供給が止まっても、CO2濃度が高いままなのは危険。二酸化炭素中毒を起こす。CO2を追い出すべき。

→ 本当に?CO2濃度が高いのが危険なのであれば、点灯中だって危険でしょ!酸素量が多ければ問題無い訳じゃない。
もちろん、ある程度以上濃度が高ければ二酸化炭素中毒を起こすから非常に危険なのだけど、二酸化炭素濃度は過去にも何度も測定(pH,KHから算出)していて、まったく危険な濃度とは言えない状況のはずです。
もちろん、消灯後にさらに生体の代謝によって二酸化炭素は供給され続けるわけですが、そんな量は強制添加の量に比べればたかが知れてます。

2)消灯後、光合成・酸素供給が止まってから、バクテリア、魚、水草…が酸素を消費し続ける。エアレをして酸素を補うべき。

→ 消灯時にほぼ飽和状態まで酸素濃度が高まっているのに、それでも必要?もちろん魚とか(同時にそれに比例して存在しているバクテリア)と水量のバランスの問題はあるから一概に言えないけど。でも、うちは水量に対してそれほど魚は多くない…むしろ少ないくらいのハズだし。でも、これは、もうちょっと測定してみないとなんとも言えないな。

3)油膜を取る。

→ これはまさに。油膜を取るならエアレですよね。
油膜全般、エアレの泡が弾ける時に巻き込んで沈める効果があって、見事に油膜取れますよね。特に鉄バクテリアが原因の場合は、水中の鉄の酸化・沈殿を促して取り去るって効果もあるし。

こんな感じですかね。

他にも何か無いか?見落としていることはないか?ってことで、アクアリウム関連以外にも、上下水道関連、養殖関連…なんかも見てみると、こんなおおよそ出てくるのは以下の内容ですね。

1)炭酸を除去してpHを上げる。
2)揮発性有機化学物質の除去。
3)鉄やマンガンなどを酸化沈殿させて除去。
4)硫化水素などの臭気物質の除去。
5)活性汚泥法による汚濁処理。…硝化サイクル促進とかですね。
6)湖などの表層のアオコの除去。…油膜を巻き込んで沈めるのと同じリクツ。

って感じですか。
なるほどね。やっぱり有害物質除去の効果があるんですね。
臭い取るのにも効果がありそう。

次は、エアレの問題点。

1)急激にCO2を抜けば、急激なpH上昇がおきる。
特に水草水槽は、ソイル使っててKH低いでしょ?
pHショックを恐れてものすごく丁寧な水合わせとか、水換えの時に丁寧にpH合わせしてます…なんて人が、もし夜間エアレやってたらもう笑っちゃいますね。
エアレ始めると一気にCO2は抜けていくから、あっと言う間にpH上がっていきますからね。0.5ぐらいはほんの数時間でいっきにあがるから。もちろんさらに上がって、消灯時間と点灯時間で1違いますなんて当たり前にあるわけです。
もっとも自然の湖沼とかでもそのくらいのpH変動ってあるんですけどね。淡水の生き物は比較的pH変動に強いはずなのだけど。…もちろん
極めて短時間に変動するのはヤバイけど。

2)五月蝿い!大きな泡ならボコボコ。細かい泡のならシューシュー。

3)泡が弾けて周囲が汚れる。

って感じですか。
後の2つはともかく、pH変動はどうなんですか?
いちおう私は、(完全に気休めですが)エアレ実験するにしても、消灯2時間後からエアレするようにしています。

なんにせよ、今後エアレをやるかやらないかは、
今後のエビの様子の経過観察と、もうちょっと酸素濃度測定してみて、もちろん最後は気分でww 決めますが。

やっぱり、研究しているわけじゃなくて、アクアリウムを楽しもうとしているわけだから、リクツはどうあれ、やってみた結果が理想に近いなら、ひとまずそっちを選んでおくことになるとは思うけど。
でも、五月蝿いんだよね〜。

それと、ずっと話を戻して、ヤマトが何故落ちるか?から、もしかして酸素濃度?って始まっているわけですけど、かなり根本的な問題として、エビにとっての酸素濃度の問題なら、じゃー何故ミナミは落ちないの?繁殖さえするの?ってことには答え出ないですよね。
もちろん、必要な酸素濃度が違うのだ!って言っちゃえば、仮に答えになっちゃうのだけど…もともとの生息域の違いからも少しはあり得るけど… でも本当に??

もっと単純にエサの量とかだったりして。
当然ミナミも増え続けているわけじゃなくて、世代交代はしているけど、気がつくと濾過槽に入ってるような本当にチビチビなのを数えなきゃ10匹居ない…もしかしたら5-6匹?って感じだからね。

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