アクア用製品としてはクエン酸を使っていることをうたったものは出て無さそうだけど、いろいろな人がいろいろな使い方をしている。
- 黒ヒゲの退治。濃い目のクエン酸水溶液を木酢液替わりに使う。
木酢液のような臭いがしないのがメリット。 - 水槽などのガラスのウロコ汚れ(カルシウムなど)の掃除。
- 石や砂などの硬度物質(カルシウム・マグネシウム)の除去。
- クエン酸鉄づくり
- pH調整
私も
- 鉄剤づくり
- 窒素液肥づくりの最終的なpH調整
「本当に問題ないのか??」って不安が過ることもあります。
それでまた昨晩うろうろとネット上を見て回ってたのだけど、
農業・園芸関連でもクエン酸利用はけっこう見つかりますね。
- まずは分かりやすいところでは切り花を持たせるために。
水のpHを落として雑菌の増殖を抑えるってのもありますが、
直接代謝を...解糖系をサポートする効果もあるようです。(?)
...クエン酸回路ですね。懐かしいっていうか、ほぼ忘却の彼方。 - 同じ理由で、野菜の出荷前処理。
- 根本への水やり・葉面散布につかう水にクエン酸を混ぜるってのもありました。
苗木の定着が良くなるとか。 - 肥料でクエン酸の効果をうたっているものもけっこうありますね。
もちろん肥料分そのものじゃないのだけど、固定化されているリン酸やカルシウムなどの塩類を作物が吸収できるようにするとかの補助効果ですね。
...植物が根からクエン酸(根酸)を出して塩類吸収に使っているののサポートですね。
それと有機酸類を植物がわずかだけど直接吸収しているっていう研究レポートを受けて(これは事実)、作物の活性を上げるのだみたいなことを言っているものもありますね。
探していくとかなりいろいろ出てきます。
水槽での利用例でも、問題を起こしてるように見えるのは、
明らかに使いすぎ...pH下げ過ぎでバクテリアを弱らせちゃってるってことくらいに見えるので、
問題あるとは思えないのだけど(だから使ってるのだけど)、
結局のところいちばん気になっているのは、
底床内で固定化されている養分を溶出させちゃう効果です。
想定以上に一気に溶出させるなら問題ですよね。
特にリン酸とか。
これも結局は「適切な濃度」で使うか否かなんだろうけど。
「適切」って難しい。
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