2013年6月5日水曜日

まっくろくろすけ対策における高回転型の優位点

成長力のある水草ばかりを使って、これらを高成長させることで、いろんな問題を回避していくのを、私が勝手に「高回転型」って呼んでるわけだけど、
時に大きな脅威になり得る黒ヒゲゴケ対策って点でも、高回転型にしているとものすごく気が楽ですよ。

「黒ヒゲは安定した水槽で出る」ってのが定説みたいに言われてるけど、大磯を使ってるのが主流の時代に出来た見方で、実際は、ソイルの場合は…特に高栄養のソイルを使ってると、セット初期に出ることが多いように、やっぱり栄養が発生のきっかけになるわけですよね。
…ソイルの場合もより酷いのは、ソイルのライフサイクルの末期…底床内が嫌気化したころに出るわけだけど。あるいは、足しソイルを含むリンを含んだ施肥をやった時とか、トリミングのし過ぎとか。

だから、掃除とか水換えとかが基本として大事なわけだけど(あと、水中のリンを鉄剤とかアルミナと反応させてリン酸鉄化・リン酸アルミ化とかしちゃて除去するとか、水流の調整とか、pH落とすとか… …)、
でも、最優先で取り組むべき対処は、
単純に「見つけ次第カットして取り除いちゃう」ですよね。
まずはこれをやりながら全体の環境を整えるってことをやらないと、埒が明かないわけです。
やつら、ちょっとやそっとの環境整備じゃ消えないから。

この点で、水草の成長が遅い状態だとどうなるかっていうと、黒ヒゲの増殖速度にもよるけど、カットしまくると「水草がどんどんなくなっていく」ことになりますよね。
でもって、水草が減っただけますます環境も悪化する。
ちょっとでも躊躇してると、黒ヒゲがどんどんはびこるけど、ついつい躊躇しちゃうわけです。

そこにいくと、高回転型なら、そもそも毎週トリミングしなきゃならないくらいなんだから、もう躊躇なんていらない。カット、カット!です。
カットしまくりながら、環境を整えてやれば、収束も見えてくるって。

ほら!高回転型って安心でしょ?…めんどくさいけど。

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