2013年4月18日木曜日

コケ研究:5.その他

珪藻、紅藻、緑藻、藍藻…。水槽内に現れる・増えすぎると見た目が良くない生物をコケと言うなら、他にもいろいろありますね。

●水カビ

白くてモヤモヤしたヤツですね。
原因になる生物は、ヒジョーに幅広くて、いわゆる菌類(フンギ)もいるし、真核生物が原因のこともあるし…
多いのは卵菌類(名前には菌って入るけど、菌類とはまったく別のもの。以前に菌類と関係が深いと見られていたので、この名前)らしいです。
流木から出たりすることもあるらしいけど、うちでは経験がないので。
なんにしても有機物を喰うわけで、残餌の掃除とかが基本なんじゃないでしょうか?
光合成するわけじゃないので光は関係ないですね。

●アオコ

緑色の水になるやつですね。金魚の水槽とかでたまに見るけど。
これも浮遊性の藍藻であったり緑藻であったり。
水中の窒素やリンが多すぎると出るって感じですか?
これもウチでは出たこと無いからな〜。

●イトタヌキモ

こいつは、うちに居ます。
食虫植物。ウォーターローンの近縁。つまり他のコケと違って高等植物(真正双子葉類)。
ウォーターローンなどより捕虫嚢が大きくて分かりやすいです。
実際にウチで咲いたことはないけど、けっこう綺麗な黄色い花を咲かせるんですよね。
うちでは爆殖したことないけど、画像検索してみたりすると、水槽がイトタヌキモに占領されているとても恐ろしい写真も見れます。
あれは怖い。アオミドロだらけより遥かに怖い。
こいつは弱酸性が好きだったはずなので、他のコケと逆にアルカリだと繁殖しにくくなると思います。
結局のところ、手作業で取るしか無いのだけど、ピンセットでひっぱったりすると、プチプチ切れて、それがまた成長するので、ゆっくり丁寧に引き出さないとダメですね。

●油膜

油膜も殆どの場合は、油分が浮いているのではなくて、鉄バクテリアのコロニーなので、生物ですね。
大量トリミングしたりするとよく出ます。
私はあまり気にしないけど。
ちなみに、水面に指で触って、さっと広がって離れていくようなら、それはおそらく油分じゃなくて鉄バクテリアです。
メネデール使ったりすると、(その鉄分を水草が上手く使い切れないと)彼らに養分補給することになりますね。
エアレすれば沈むので一時的には見えなくなるけど、CO2入れててエアレはできないですね。
水草の調子がちゃんとすると…カットしたところから新しい頂芽が出揃って少し大きくなり始めた頃には消えてます。

●ガラス面とかに付くプルプルしたヤツ

奥の方の水流が悪くて暗いガラス面とかに着いてたりしますよね?
何かのバクテリアのコロニーなんでしょうね。
たまに酷ければスクレーパーで削り取りますけど、あまり気にしません。


他にも、「コケ」と言えるものは、いろいろありそうですよね。

水槽内には実に多様な生き物が出現するってことで、酷いことにならなければ、ちょっとした楽しみにもなります。
あまりに平和すぎてもつまらないですから。

0 件のコメント:

コメントを投稿